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おわりに |
「戸坂の歴史」をまとめるために、次のような資料をもとにさせていただきました。それで、くわしく知りたい人はぜひ、これらの資料にも目を通してみてください。
戸坂村史(広島市) 研究連絡誌U・平成14年度(広島市文化財団)
戸坂町誌(木村八千穂) 牛田山の自然(広島女学院)
戸坂のむかし(戸坂公民館) 広島市水道百年史(広島市水道局)
戸坂原爆の記録(戸坂公民館) 長尾遺跡(広島市文化財団)
ふるさと ひろしま 第14号(ひろしま郷土史研究会)
これらの本に書かれていることをいろいろまとめて簡単にし、子ども向けに書き直して「戸坂の歴史」をまとめました。ですからこのページを読んで興味をもった人はぜひ、もとの本も読んでしらべてみてください。言い伝えのような話も入れていますので、もしかすると本当にあったことではない話もまじっているかもしれません。資料によってはくいちがっているものもあるかもしれません。でも、そのすべては戸坂の歴史にまつわることなのです。私たちが子どものころの様子と現在の様子はずいぶんちがっています。100年もしたら、何が本当にあって、何が作り話なのかわからなくなってしまうこともたくさんあるのだと思います。ですから、お年寄りにはいろんな話をお聞きして昔の様子を正確に書き留めるように努力しないといけないし、私たちも、今のことについて正確に書き留めておくようにしないといけないと思います。
さて、みなさん、今の戸坂の町から舗装された道路を引っぺがし、コンクリートで固められた川岸を昔の姿に戻し、そして近代的な建造物が無い時代の町の姿を思い描いてみてください。そこではどんな暮らしが繰りひろげられていたのでしょうか。 江戸時代、室町時代、平安時代、そして大昔・・・。ここに住んでいた人々の暮らしに少し思いを馳(は)せてください。 その時代を生きてきた人がいるから現代があるのだということをよく考えてみてください。私たちは自分ひとりで勝手に生まれてきたわけではなく、大昔からの人々からいろいろ受け継いで生まれてきており、そしてやがて後の世代の人に伝えていかなくてはならないのです。 この小さな「戸坂の歴史」がそういう中で小さな役目を果たすことができればうれしく思います。 |
はじめに |
第1章 大むかしの戸坂 |
第2章 戸坂という地名 |
第3章 農業の村、戸坂のくらし |
第4章 災害とのたたかい |
第5章 移民の村、戸坂 |
第6章 原爆と戸坂 |
第7章 水源地、戸坂 |
第8章 広島市戸坂町 |
おわりに |
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